with コロナ時代のライブ観覧記録

2020/7/17-18に新木場スタジオコーストで開催されたヴィジュアル系バンドNIGHTMAREのライブ "DARKNESS BEFORE DAWN"に関する記録です。

②ライブで実践された新型コロナウイルス感染症対策

NIGHTMARE 20th Anniversary Live
"DARKNESS BEFORE DAWN"
2020/7/17, 7/18
新木場STUDIO COAST

以下、ライブ会場で実際に行われていた感染症対策です。
私個人の意見が入ると内容がブレてしまいますのでできるだけ省き、事実を箇条書きでまとめました。

(7/20:【その他】物販情報について追記)

【全般】
・確認できた範囲ではお客さんと接触するすべてのスタッフの方がマスクとフェイスシールドを併用し、使い捨てのゴム手袋を着用していました。

・観客はライブ会場の全ての場所においてマスク着用が義務付けられていました。
※私は極度のビビリ人間なのでフェイスシールドも装備してライブに臨みましたが、そこまでする方はあまり多くなかったように見受けられます。


【入場時・会場内ロビー】
・地面に待機場所の目印が貼られており、ソーシャルディスタンスが保たれた状態で入場することができました。

・ファンクラブ会員を対象とした公演のため、事前に主催者側に氏名や連絡先の情報は提供済。
入場時には会員証と写真付IDによる本人確認が行われました。

・IDチェック時にあわせて非接触式体温計による検温が行われ、スタッフの方が結果を読み上げたのち手元の名簿に印をつけていました。
たしか私は1日目は36.2℃、2日目は36.4℃でした。

・チケットのもぎりは、スタッフ立ち会いのもとで観客本人が行いました。(今回の公演ではスマチケ)

・入場時のドリンク代の支払いは手渡しではなく必ずコイントレーを介して行っていました。
実は1日目に私の不注意のせいでうっかり手渡しをしてしまいそうになったのですが、「トレーに置いてください」とスタッフさんに優しく注意していただき、あらためて徹底ぶりを実感しました。(その節は大変すみませんでした…)

・入場する際、スタッフの方が手指消毒にじゅうぶんな量のアルコールをかけてくれました。
さらに、ロビーやお手洗いの至るところに消毒液が設置されていました。

・トイレの個室には便座用の消毒液が設置されていました。
また、ハンドドライヤーは使用禁止になっていました。

・ドリンクカウンターでのドリンク交換は、マスクとフェイスシールド、ゴム手袋を着用したスタッフの方によるビニールカーテン越しの手渡しでした。
入場列と同様、待機場所の目印が床に貼られていました。
また、2杯目以降のドリンク代はSuicaなど非接触式の支払い方式が導入されていました。

→総じて、会場側は徹底した感染対策を実践しており、絶対に感染者を出してはならない!という気迫すら感じました。
これらの取組みはスタジオコーストのウェブサイトやInstagramでも紹介されていますので、あわせてご覧ください。
https://www.studio-coast.com
https://www.instagram.com/studiocoast/


【ホール内】
・ホール内には折りたたみ椅子が等間隔に設置されていました。目測ですが、横は1.5m、前後は1m強程度の間隔です。
さらに前後の列で互い違いに席が組まれていたので、総じて周りのお客さんとの間隔は1.5m程度確保されていたと思われます。

・開演までホール入口のドアは開けっ放しでした。
開演前の影アナで、公演中は換気全開にし、公演の途中にはドア全開放の時間を取る旨のアナウンスがありました。これは事前告知の通りです。
このドア全開放換気は本編終了後に実際に行われ、体感で5分以上はあったと思います。

・私は後方の座席だったため正確にはわかりませんが、ステージと最前列の距離は少なくとも数メートルは離れているように見えました。
(ボーカル用のモニターが客席フロアの一番手前に置かれ、そこと最前列のお客さんの間を人が自由に通り抜けられる程度の間隔)

・公演1日目は覚えていないのですが、2日目はロビーやホール内での歓談は控えるようにとの場内掲示やスタッフさんによる声掛けがありました。
(お友達と賑やかに談笑している方は却って目立っていました)


【公演中】
・公演1日目は、ライブ注意に立ってよいのか着席必須なのかの事前アナウンスがありませんでした。そのため、オープニングSE〜1曲目〜2曲目は全員着席でライブを聞いていました。
歓声のかわりに拍手が鳴り止まなかったのが印象的でした。
2曲目終了後のMCで、ボーカルのYOMIさんが追加の注意事項を読み上げました。たしかこのようなニュアンスだったと記憶しています。
「自席を離れない範囲でなら立っていいそうです、そしてマスク着用のうえでなら声もだしていいとのことです」
・公演2日目には、開演前の場内アナウンスが改善し、上記の観覧スタイルについて事前に知らせてくれるようになったためわかりやすかったです。

・ステージ上の出演者はマスク等の着用はせず、ソーシャルディスタンスを保ちながら演奏していました。
また、楽器の受け渡しの際にメンバーと接するローディーの方は常にマスクとフェイスシールドを着けているのが見えました。

・ライブで盛り上がる定番の激しい曲をあえて除外し、バラードや歌モノ中心のセットリストでした。
ライブでは随分ご無沙汰の曲もあり、これはこれでとても楽しかったです。

V系ライブの定番ともいえるお客さんのノリであるヘドバンやメンバーコール等は、「今までのライブほど多くはなかったものの、する人もいました」。
業界団体が定めるガイドライン上の規定や主催者からの明確なアナウンスはなく、これらの是非については意見が分かれるところだと思いますので、私見は控えさせていただきます。


【公演終了後】
・チケット販売の告知時に
>終演後、規制退場とさせて頂く場合がございます
との記載がありましたが、実際には退場規制はかかりませんでした。
当日は観客数が250名と少なくかなりスムーズに退場できましたので、この対応で問題なかったと考えます。

・会場出口に向かうロビーにはポスターやのぼりが掲示されており、写真を取るためにお客さんが立ち止まって密になってしまう場面がありました。
(ぎゅうぎゅう詰めではなく通り抜けられる程度)
これは動線を再検討することで改善できるかもしれません。


【その他】
・物販
今回の公演のグッズとしてはTシャツとタオルのみが会場で販売され、その他の商品は全てネットでの受注生産→後日郵送でした。


また、会場物販では今年2月までのライブ物販で取り扱っていた過去グッズの販売もあったようです。

なお、入場者全員へのお土産としてTシャツとタオル(物販の色違いバージョン)が配布されたこともあり、私は会場内物販は利用しませんでした。


以上です。
ライブの感想、今後に向けた提案事項については別エントリで詳しく述べたいと思います。